浮世絵の世界
広重・東海道五十三次/川崎・六郷渡舟
神奈川県川崎市 川崎宿 日本でも屈指の工業地帯として繁栄している川崎。東海道が制定された時には、正式な宿場町とされていなかったようだ。しかし品川宿と多摩川を挟んで神奈川宿までが距離的に遠くなっていたため、後から正式な宿場 …
広重・東海道五十三次/品川・日之出
東京都品川区 品川宿・江戸から京都へ向かう東海道五十三次の江戸の玄関口 江戸時代は、国元に帰る参勤交代の大名行列やお伊勢参り、京都見物などの旅人や潮干狩りの観光スポットとして大変な賑わいになっていたようだ。京都からの長旅 …
広重と英泉の浮世絵日本橋
広重作の浮世絵「東海道五十三次・日本橋」 東京都中央区・日本橋 英泉作の浮世絵「木曽海道六十九次・日本橋」 日本橋は、言わずと知れた日本の交通の要であると共に、社会、経済、政治の中心地であることは、江戸のむかしから変わら …
北斎・富嶽三十六景/凱風快晴(赤富士)
葛飾北斎の作品中「神奈川沖浪裏」と並ぶ代表作品、正式名称「凱風快晴」。 現代にも通用する赤と紺を用いたこの絵は、雪舟などの水墨画や狩野派の金欄絵とは違い当時の西洋美術家たちを驚嘆させたといいます。
英泉・木曽海道六十九次/本庄ノ宿 神奈川渡場
武蔵の国と上野の国の境をなす神流川を渡る旅人たちの風景です。 手前の灯篭は「見返し灯篭」といって夜川渡りをする人達のために立てられたと言われています。 遠くには、今までも描かれていた男体山、赤城山、榛名山の他信州との境を …
英泉・木曽海道六十九次/熊谷宿 八丁堤ノ景
現在の埼玉県熊谷市、熊谷と言えば夏の暑さで有名なところこの浮世絵でも駕籠に乗った人が扇子を扇いでいたり、御茶屋で上半身裸の休憩場面など真夏を感じます。 江戸時代もやっぱり熊谷は暑さで有名だったことがうかがわれます。木曾街 …
英泉・木曽海道六十九次/鴻巣 吹上富士遠望
現在の埼玉県鴻巣市広大に広がる平野の向こうに上州冨士と名づけられた榛名山をはじめ、赤城連山を遠く望む風景画です。 江戸日本橋をあとにしてからいよいよ上州が近くなってきました。
英泉・木曽海道六十九次/桶川宿 曠原之景
現在の埼玉県桶川市当時は日本有数の紅花の産地でした。 軒下で乾燥仕事をしている女性に通りすがりの旅人がにこやかに話しかけている情景です。 道中浮世絵では珍しい構図です。
英泉・木曽海道六十九次/上尾宿 加茂之社
現在の上尾市付近、加茂神社は当時から大衆の信仰として親しまれていたことがうかがえる。 昔、農家に必ずあった風撰機を道にだし穀物の貯蔵仕度をしている光景が描写されています。