浮世絵の世界
英泉・木曽海道六十九次/大宮宿 富士遠景
政令指定都市のさいたま市大宮のあたり、今の近代的都市からは想像も付かないのどかな風景が広がっています。 2本の木の間より見える富士山の構図は浮世絵の世界では良く使われる、遠近法の技法です。 英泉もまた、北斎の影響を強く受 …
北斎・冨嶽三十六景/甲州石班沢
葛飾北斎の浮世絵冨嶽三十六景の中でも絶妙な構図と言われている浮世絵です。 中央に漁師、その左下に子供と岩肌の稜線に対し、漁師の右下へ掛けて網綱が下がったいます。 富士川の源流鰍沢の遠方に、裏富士がドッシリと鎮座している雄 …
英泉・木曽海道六十九次/支蘇ノ駅・浦和宿 浅間山遠望
現在の埼玉県浦和市、遠くに見える浅間山は、当時日本で有数の活火山だったと言います。 山頂から登る噴煙も決してオーバーな表現ではないのでしょう。
英泉・木曽海道六十九次/蕨之宿
現在の国道17号線沿い東京と埼玉の境にある戸田橋付近の様子。 昔は、川の氾濫が多く江戸に入る旅人がこの川を越えるに難儀した最後の難所だったとのこと。
英泉・木曽海道六十九次/板橋之駅
日本橋の次の宿板橋、現在は都心ですが江戸時代は絵で見る限り、畑や林がありほとんど田舎の様相。これから先、本格的な旅の始まりを当時の人は、思い浮かべたことだろう。
木曽海道六十九次/續ノ壹 日本橋 雪之曙
英泉・木曽海道六十九次 續ノ壹 日本橋 雪之曙 の浮世絵 東海道と中山道の出発点の日本橋。ともに京都までの道中の始まりとなっている。 東海道は、歌川広重の一人作品となっているが、中山道は、渓斎英泉と広重の共作として発表さ …
広重・東海道五十三次/吉田の宿
ちょうど1ヶ月前にこのコーナーでご紹介しました、吉田の宿の透かし多段ぼりが今日完成しました。 今回は、お客様のご要望により衝立仕立てに仕上げたものです。 この作品の場合板の大きさも特別規格(通常は420x290mmに対し …