広重作の浮世絵「東海道五十三次・日本橋」
東京都中央区・日本橋
広重浮世絵・日本橋

英泉作の浮世絵「木曽海道六十九次・日本橋」
英泉浮世絵・浮世絵日本橋

日本橋は、言わずと知れた日本の交通の要であると共に、社会、経済、政治の中心地であることは、江戸のむかしから変わらない。
2枚の絵は、共に朝の庶民の活気溢れる様子をこれから出発しようとしている旅人の目をとうして描いている。
ただ、不思議なのは、2枚とも進行先と反対の光景(振り返って見ている)が描かれているのはなぜだろう・・・・。
2度と帰れないかも知れないと言う旅人の心中がうかがえる作品だ。

広重作:江戸の朝の風景が描かれており。国元に帰る参勤交代の大名行列が橋を渡っており、魚河岸から仕入れた魚を天秤棒で担ぎながら行商をしている者などまだ薄っすら赤くそまる朝早くの日本橋の活気が浮世絵になっています。

浮世絵の透かし彫りをはじめとする木製ボード