東海道五十三次/原
静岡県原

東海道中最も絶景として挙げられる浮世絵。銀嶺の富士山は、手前の愛鷹山の粗々しさと対照的に美しい稜線を延ばしている。
広重は、壮大な富士山を表現するために浮世絵の枠を超えて山頂を描き日本一高いスケールの大きさを描写しているようだ。
街道を旅する女性も思わず見上げてしまうようなのどかで美しい田園風景が続いている。