東海道五十三次/丸子
静岡県丸子
現在でも残る名物とろろ汁の大看板を上げた茶屋の描写は、魚一匹づつ、お茶碗一つ細部にわたり描かれています。
隣宿の岡部から宇津ノ谷の山道を降りてきて一休みする者、これから難所の峠道を前に一服する旅人などでたいそう栄えたのではないでしょうか?
現在は、「鞠子」が通説となっていますが、広重は、丸子川から取ったのか「丸子」の文字を使用しています。