タグ : 渓斎 英泉
広重と英泉の浮世絵日本橋
広重作の浮世絵「東海道五十三次・日本橋」 東京都中央区・日本橋 英泉作の浮世絵「木曽海道六十九次・日本橋」 日本橋は、言わずと知れた日本の交通の要であると共に、社会、経済、政治の中心地であることは、江戸のむかしから変わら …
英泉・木曽海道六十九次/本庄ノ宿 神奈川渡場
武蔵の国と上野の国の境をなす神流川を渡る旅人たちの風景です。 手前の灯篭は「見返し灯篭」といって夜川渡りをする人達のために立てられたと言われています。 遠くには、今までも描かれていた男体山、赤城山、榛名山の他信州との境を …
英泉・木曽海道六十九次/熊谷宿 八丁堤ノ景
現在の埼玉県熊谷市、熊谷と言えば夏の暑さで有名なところこの浮世絵でも駕籠に乗った人が扇子を扇いでいたり、御茶屋で上半身裸の休憩場面など真夏を感じます。 江戸時代もやっぱり熊谷は暑さで有名だったことがうかがわれます。木曾街 …
英泉・木曽海道六十九次/鴻巣 吹上富士遠望
現在の埼玉県鴻巣市広大に広がる平野の向こうに上州冨士と名づけられた榛名山をはじめ、赤城連山を遠く望む風景画です。 江戸日本橋をあとにしてからいよいよ上州が近くなってきました。
英泉・木曽海道六十九次/桶川宿 曠原之景
現在の埼玉県桶川市当時は日本有数の紅花の産地でした。 軒下で乾燥仕事をしている女性に通りすがりの旅人がにこやかに話しかけている情景です。 道中浮世絵では珍しい構図です。
英泉・木曽海道六十九次/上尾宿 加茂之社
現在の上尾市付近、加茂神社は当時から大衆の信仰として親しまれていたことがうかがえる。 昔、農家に必ずあった風撰機を道にだし穀物の貯蔵仕度をしている光景が描写されています。
英泉・木曽海道六十九次/大宮宿 富士遠景
政令指定都市のさいたま市大宮のあたり、今の近代的都市からは想像も付かないのどかな風景が広がっています。 2本の木の間より見える富士山の構図は浮世絵の世界では良く使われる、遠近法の技法です。 英泉もまた、北斎の影響を強く受 …
英泉・木曽海道六十九次/支蘇ノ駅・浦和宿 浅間山遠望
現在の埼玉県浦和市、遠くに見える浅間山は、当時日本で有数の活火山だったと言います。 山頂から登る噴煙も決してオーバーな表現ではないのでしょう。
英泉・木曽海道六十九次/蕨之宿
現在の国道17号線沿い東京と埼玉の境にある戸田橋付近の様子。 昔は、川の氾濫が多く江戸に入る旅人がこの川を越えるに難儀した最後の難所だったとのこと。