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広重・東海道五十三次/袋井 出茶屋ノ図
静岡県袋井 東海道五十三次中27番目の宿場町、江戸から京都への中間地点となります。 常設ではなく、簡単な造りの臨時的な休憩場所としての出茶屋の風景。七輪の火を守っている者。その火にキセルを近づけている者。台に座り旅の疲れ …
広重・東海道五十三次/掛川・秋葉山遠望
静岡県掛川 掛川宿の郊外。橋を渡る僧侶や御伴の男、夫婦で旅をしていたが妻が不調を訴えているのか夫が振り返り心配している様子などが描かれているのと同時に、凧揚げで無邪気にはしゃぐ子供の姿もある。田んぼで稲作作業をしているの …
広重・東海道五十三次/日坂 佐夜ノ中山
静岡県日坂 金谷宿と日坂宿の間にありる佐夜ノ中山の峠道。 急坂の峠道の真ん中に大きい石があり、女の旅人がのぞき込んでいる様子が描かれている。この石は、夜泣き石と言われる。 お石と呼ばれる妊婦が中山を歩いていると陣痛が起き …
広重・東海道五十三次/金谷 大井川遠岸
静岡県金谷 島田宿と大井川を挟んで反対側の岸辺。中央奥には、大きな山が描かれているが、このあたりに大きな山は無くたぶん、牧が原台地を描いたのだと推測されます。 川の真ん中で大きな荷物を大勢で担ぎ上げている荷役たちや、対岸 …
広重・東海道五十三次/島田 大井川駿岸
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」この川は、東海道中最大の川渡りの難所とされていました。上流で雨が続くと水かさが増し激流となるため、川止めが行われ旅人たちは、何日にも渡り待つことになった。 場面は、大名行列 …
広重・東海道五十三次/藤枝 人馬継立
馬に積んできた荷物を宿場の広場で引き継ぎをしている場面。 馬の背中から荷物をほどき下している男、キセルを吸いながら休憩している男、馬の脚を手当てしている男、背中に手ぬぐいを回し汗を拭いている男、頭のハチマキを縛り直してい …
広重・東海道五十三次/岡部 宇津之山
静岡県岡部 蔦の細道と言われたこの峠道は、かつて在原業平が「つたかへでは茂りてもの心細く」と書き留めたように谷は深く、木々が生い茂り寂しさを感じるようなところだったことが伺える。 歌舞伎の「蔦紅葉宇津谷峠」で強盗にあった …
広重・東海道五十三次/丸子 名物茶屋
静岡県丸子 現在でも残る名物とろろ汁の大看板を上げた茶屋の描写は、魚一匹づつ、お茶碗一つ細部にわたり描かれています。 隣宿の岡部から宇津ノ谷の山道を降りてきて一休みする者、これから難所の峠道を前に一服する旅人などでたいそ …
広重・東海道五十三次/府中 安部川
静岡県府中 府中の近くを流れる安部川の渡しを描いている。正面奥に賤機山が大きく描かれており、駿河湾も霞んで観えている。 輿に乗っている女性、男の肩におぶさっている女性。簡易輿に乗っている女性、肩車されている男性が向こう岸 …
広重・東海道五十三次/江尻 三保遠望
静岡県清水 広重は、自分で実見した風景を描写した絵柄の他、「東海道名所図解」などをモチーフに想像的に描くこともあったと言われている。江尻宿もこの手法を用いられたと思われる。 清水の湊に帆を下して停泊している舟と沖合にでて …